コンテンツへスキップ
怪奇社TOP » 海苔業者の倉庫にいる男性

海苔業者の倉庫にいる男性

体験者:Mご夫妻と怪奇社
場所:佐賀県某所

お詫び
このお話しは場所や業者名がわからなければ投稿してよいと許可を受けました。
実際に検証動画を撮っているのですが、業者のプライバシーもあり公表できません。
今回は体験を語ってくれたMご夫妻と弊社の体験をもとに書かせていただきました。

先日知り合いから海苔業者の倉庫に怪奇現象が起きるみたいだよ、と教えていただき早速連絡をとりました。夫婦で経営する海苔業者さんで仲睦まじく経営をしている会社です。

夫婦曰く、最近海苔倉庫から物音や物が倒れたり人影が見えるんだという内容でした。
怪奇社では、怪奇現象の原因を探るべくカメラや音声を仕込み夜22時から明け方5時まで検証させていただきました。

PM 22:00 検証開始

M夫妻が帰宅後、怪奇社スタッフは1人で暗闇の中待機する。
聞こえる音としては、近所を走る軽トラの音のみで何も起きず。
だがしかし、この後から自体は急変する。

AM 01:30 物が倒れ出す

静かな空間の中、急にバタバタと海苔を作るのに必要な棒が倒れだした。
慌てて撮影用の電気をつけたが、倒れているシーンは確認出来なかった。
しかしカメラには撮れているだろうと確認を行う。
ノイズもなく、自然に倒れる棒。
起き方が悪かったのかもしれない。体感的には悪い霊がいる感覚はない。

AM 02:00 電話がかかる

M夫妻からだった。
どうですかー?という確認のお電話でした。
棒が倒れたくらいで他は大丈夫ですー。と言いましたが夫妻から出た言葉は

なんか楽しそうに撮影してるんですね!

とのこと。
どういうことか確認したら、こちらの電話の音から他に数人の声が聞こえているとのことでした。

もちろん、一人です。
この会話をした後、若干寒気がしてきたのでした。

AM 03:00 老人がやってくる

急にガラガラとドアを開けて入ってくる老人。
正直びっくりしました。夫妻は5時に来るものだと思っていたので。

老人はこんばんはと会釈をし、倒れた棒を起こしていました。
その後、これから仕事だからと一言言い残し出ていきました。

AM 05:00 夫婦が戻ってくる

どうでしたかー?とワクワクしたような顔で入ってきたのを覚えています。
夜の出来事を全てお話ししました。

1:棒が倒れたこと
2:電話しているときはこちらは誰もいなかった
3:3時くらいに老人がやってきた

2もびっくりしていましたが、3の老人の話をするとどんな方でしたか???と興味津々。
もしやあの方が夜な夜な現れる男性だったのか、と。

何となく顔も見えていましたので似顔絵をかいてみたところ、
夫婦の親にあたる方にそっくりだ、ということでした。
数年前に亡くなってから毎日のように倉庫にやってきて海苔の準備をする。

死んでもなお、海苔を作りたいという思いからあの倉庫には現れるのだろうと思いました。

夫妻もお父さんに見守られているね、と感謝し今日も海苔仕事に励んでいるそうです。

新着佐賀実話怪談