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霧に覆われた峠に七変化する顔が浮かぶ

投稿者:ひろチャンネル
場所:佐賀県伊万里市 栗ノ木峠(現在封鎖中)

これは20年前に体験した話です。

友達3人と長崎県佐世保市に行った帰り、時間は深夜2時を過ぎていました。

伊万里市と佐世保市の堺の国見トンネルを抜ければ早いのですが、
その当時はトンネルは通行料を取っていて、当時18歳でお金もあまりなかったが為に峠の道を抜けて伊万里へ帰ることにしました。

何度も通った事もある峠ですが、昼間は車の往来が多いものの、夜は全く車が通る道ではありません。

私の運転で佐世保側から暗い峠道に入り10分程走ると峠全体に霧がかかってきました。


車のライトをハイビームにしても2m先しか見えないくらいの濃霧で、
時速5キロ位でしか進めなく、道も見えないのでゆっくり進んでました。


友達二人は先程まで騒いでたのに、霧が濃くなった瞬間、黙ってしまいました。
確認すると二人とも目を瞑り寝てるみたいでした。

そのまま車を走らせてると、車の外、2m先の車のフロントガラスから見えるギリギリ左側に女性の顔が浮かんでていました。

その顔は視界に入るギリギリだったのですが、濃霧で見えないのにその顔だけはハッキリと見えおり、
私は視界に入らないように運転だけに注意しながら進みました。

しかし、やはり気になる顔にちょっと目線を当てるとその女性の顔が笑ってるように見えたかと思ったら、その後その顔が男性の顔、動物の顔と変わっていくのです。


運転しながら凝視は出来ないものの視界の端で変化する顔、濃霧で先が見えない恐怖に耐えながら運転し続けました。

やっと霧が晴れたと思ったらその顔も一緒に消え伊万里側の出口に出ました。
恐らく20分近くその恐怖体験してました。

峠を出た瞬間、友達2人が起き上がり、「ヤバかったな」と

友達2人はヤバさに気づき狸寝入りしていたとのことでした。

今は佐世保側から旧道を半分までしか行けませんが、そのトンネルを通る度にその恐怖体験を思い出します。


怪奇社よりコメント

ひろチャンネルさん投稿ありがとうございます。
今はもう通れなくなった旧国道498号のお話でした。

峠の濃霧の中に一瞬だけ顔が見えるという話はたまに聞きますが、
時速五キロで進む車で、ずっと左側に顔が見えている状態。恐怖でしかないですね。

また今回、女性の顔が男性に変わったり、動物に変わったりと変化をしていくというところに興味が湧きました。人間の顔が変わっていく、表情だったり年齢が増していったりすることも聞きますが、動物に変化するという話は初めて聞かせていただきました。

濃霧の中の運転は非常に危険です。
万物の魂が、もしかするとひろチャンネルさんを見守ってくれたり助けてくれたのかもしれませんね。
でも運転中に見えるのは怖いので、見えない方が確実に安全な気もします。

投稿ありがとうございました。

またひろチャンネルさんはYoutubeのチャンネルも持っているそうなのでリンクを記載しておきます。


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