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覗き込む生首

体験者:Gさん
場所:佐賀市

生首の心霊

この心霊体験は以前に住んでいたアパートでのお話です。
以前に住んでいたアパートは古くてお世辞にも綺麗だとは言えないような部屋でした。
そのアパートでの心霊体験のお話しをさせていただきます。

父と母と私の3人、そしてペットが1匹で住んでいました。
父は全くと言っていいほど霊感もなく、ラップ現象が起きても全く動じません。

反対に母と私は少しだけ霊の気配を感じるくらいなのですが、この部屋には何者かがいるよね、と母といつも話をしていましたが実際に見えるようなことはありませんでした。

ある日、両親が不在で友達が遊びに来ていた日がありました。
スマホゲームをしながら2人でワイワイ楽しんでいると、「ガタン」と物音が。

「親帰ってきたかなぁ」と話していましたが、足音はしません。
おかしいな、と思って友達と玄関に向かいましたが、誰もいませんでした。

数分後、ドンドンドンとアパートの怪談を登る足音。
またもや「ガタン!」とドアを閉める音が聞こえました。

さすがに今回は帰ってきたと思い、「おかえりー」と声がけしましたが返答はなし。

友達と二人で、なんか怖いねぇ・・と話していたら「ガタン」とドアの開閉の音。
「帰ったよぉー」と両親が帰ってきました。

この事を両親に話すると、母は「私も経験あるなぁ」と言っていました。
父親は相変わらず、隣だろ?帰ってきたのは。と気にしていない様子。

友達が帰宅し、そろそろ夜遅くなったので自分の部屋に向かいました。
自分の部屋にいくには、両親の部屋を通らなければいけません。

両親はもう寝ているので、こっそりと襖を開けて暗い部屋に入ったとき、「ゴロっ」と動くものが見えました。

寝ている父親の顔の横に生首のようなものが転がり、下から覗き込むように目を見開いてこっちを見ている。

暗い中でも目線を感じるほど生首の目をはっきり見てしまいました。
あまりにも恐怖で声が出ません。
体はガタガタと震え、棒立ちしていると自分。

父親が寝返りをうった瞬間、生首が消えていきました。
そのままペタッと座り込んでしまって、父親は物音で起こしてしまいました。

父親は起きて一言

「そんなもんねぇよ」

と。

父親には何も言っていません。
実は父親にはものすごい霊感があって見えてたのではないか、と今では思っています。

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