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深夜に現れる猫

心霊体験者:Sさん
体験場所:三瀬峠(佐賀市)

猫

◆三瀬峠付近に住む野良猫

私は三瀬峠近辺の一軒家に住んでいます。
山にはたくさんの猫が捨てられていて、深夜には餌を求め彷徨っています。
今回はそのうちの数匹が我が家の庭にくる猫のお話しです。

外にも野良猫のために餌を置いており、猫はやたぬきがやってきます。
我が家には猫を数匹飼っていて、庭に猫やたぬきが来ると我が家の猫が家の中から威嚇をします。
「今日も来たな」と思うくらい当たり前のことでした。

◆外の猫の鳴き声に違和感

とある夜、いつものように我が家の猫が威嚇を始めました。
いつもは外の野良猫は泣かずにこっそりと餌を食べて去っていくのが普通でした。
しかし今日だけは何故か泣いていました。

「ニャァァァ、、にゃぁ、、、」

「猫が泣いてる、珍しい」

そう思った私は、カーテンの隙間から驚かさないようにこっそりと餌を置いている方を見ました。

◆何かがいる・・

暗い庭をじっと見る。
電灯などはなく、猫の姿は見えない。
しかし暗闇から微かな物音が聞こえるのでした。

「ざざ、、ざざ、、ざざ、、」

「何の音だろう、、」

何かが地面を擦っているような音がする。
しかしそれが何かわからない。

怖くなった私はカーテンを閉め、布団に入りました。

◆昼間に庭を確認した

昨日の夜の音はなんだったんだと思った私は、餌の所を見に行きました。
そこには、2本の引きずったような跡が残っている。

その跡は足を引きずったような幅15センチ弱の跡。
跡は山のほうに続いていました。

今夜も来るかもしれない。
いつものように夜に来る野良猫のために餌を入れて夜を待ちました。

◆深夜に体験した驚愕の出来事

「カラカラ、、カラカラ、、」

餌の入れ物が動かされている音がする。
いつもと違うのは、我が家の猫がひどく怯えている。
窓のところで威嚇をする我が家の猫は、反対側の方へ。

「ずずずず、、、ずずずず、、、」

昨日と同じような引きずる音。

意を決して窓を開けて、外を見てやる。
もしかして、猫が虐待を受けているかもしれない。

ドキドキしながら、勢いよく窓を開けた。

目の前に見えたのは、

ボサボサの長い髪に見開いた眼球、そして赤い服を着た女性がこっちを見ている。

「ぎゃあぁああああぁぁぁあ」

思わず大声を出してしまいました。
その瞬間

「おおおおおおおおぉおおぉおおおぉおぉおおおぉお」

という声とともに近づいてくる女性。

私は急いで窓を閉め鍵をかけ、カーテンを閉めました。
ガクガクと震える私、窓からは、「ががが。。ががっがががっが。。」と引っ掻いているような音。

こっそりとカーテンの隙間から覗くと

「ニャァァァ、、にゃぁ、、、」

と泣く、女性と目が合ってしまい、怖さのあまり失神してしまいました。

気づいたのは朝になっていて、庭は何事もなかったかのような景色。
引き摺った跡もなく空の餌の入れ物が転がっていました。

それからというものの、夜にどんな音が聞こえてもカーテンだけは絶対に開けてはいけないというルールができました。
今でもたまに、引きずる音が聞こえてきます。

でも、決して庭を見てはいけません。


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