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小さな公園のブランコ

深夜のブランコ

心霊体験者:Kさん(佐賀市在住)
体験場所:佐賀市

つい先日バイトが終わって徒歩で家に帰っている時の体験です。
家に帰るには細い路地を歩かなければなりません。
路地を歩いていると、小さな公園があります。
昼間は近所の子どもたちや、学生がベンチに座って遊んでいる姿が見られ、普通の公園です。
しかし、夜になると街灯も少なくて薄暗いので、引越しした当初から薄気味悪く感じていました。

体験した日はバイトで夜遅くなり帰宅している途中、
「あぁぁぁもう!!いやー!!」とバイト先の愚痴を言いながら帰宅していました。
周りは誰もいないことを確認しながら愚痴を吐いていたのでどんどんエスカレートしていきました。

「もう死にたい!!!やだーーー!」とある意味叫びのような声で愚痴を言った瞬間、

「いいよ・・」

と耳元で囁く声が聞こえました。
周りを見るといつもの公園がありました。
公園には誰もいないのも確認しています。

「キィ・・キィ・・」

誰も乗っていないブランコが動いている。

風でも吹いているのかと思ったけど無風でした。

「キィ・・キィ・・キィ・・」

揺れるブランコ、なぜ動いているのかよくわからない。
ブランコを見つめていると

「こっちにおいで・・・」

女性のような、子どものような声が耳元で囁かれました。

「ぎゃーーーーーーーーーーーー!!!」と怖くて叫んでしまいました。

そこからは猛ダッシュで家に向かいました。
ガクガク震える手。鍵をバックから探すもの難しい・・・。

「どこいくの・・どこいくの・・・・」

着いてきている・・。
バックから鍵を見つけ部屋に入りました。

怖くて怖くてお風呂も入らず布団に潜りました。
最初はガクガク震えていましたが、いつのまにか眠りについて朝を迎えていました。

朝気づいたのですが、部屋にはインターホンがありピンポンを鳴らすと画像が保存されます。
来客があり、対応しなかった時に赤い電気が点滅するのですが、
昨日誰かが来たみたいで赤い電気が点滅していました。

しかし、見ていない画像が5枚ほどありました。
それも昨日帰ってきてから来客があったみたいでしたが、布団に入って聞こえなかったのか、気づかなかったのかはわかりませんが、5枚の画像にはものすごく怖いものが写っていました。

1枚目は誰もいない画像、2枚目も3枚目も1枚目と同じ画像でした。
しかし4枚、5枚目は何故か真っ黒の画像でした。

おかしいと思い、1枚目を見返すと

ギョロッとした目をカメラに近づいてみている写真に変わっていました。

「えええええええ!!!」と驚いた瞬間

「ぴんぽーん、ぴんぽーーん」

とインターフォンが鳴りました。
しかし、インターフォンの映像には誰も写っていません。
通話を押し、「はい」と応対しました。すると、、

「早くおいで・・・」

とインターフォン越しに聞こえました。

誰かに追われているような感じがして恐怖でしかありません。
今日も夜に公園の横を通って帰らなければいけません。

どうしたらいいのか、、わかりません。

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