〜数百年を彷徨う忠義の影「岸岳末孫」の深淵に触れる〜

1. 調査表
| 怪奇社評価 | 特級:AA(歴史的怨念が色濃く残る聖域) |
| 主な怪異 | 落ち武者の影、甲冑の擦れる音、原因不明の霧 |
| 調査完了日 | さらに調査中 |
2. 今もなお生き続ける禁忌
佐賀県唐津市(旧北波多村)に聳える岸岳。
かつてこの地を治めた波多氏の滅亡とともに刻まれた「岸岳末孫(きしたけまっそん)」という言葉を知っているだろうか。
それは単なる昔話ではなく、現代の地元住民の意識にすら深く根ざした、消えることのない「呪い」と「悲劇」の記録である。
3. 歴史の闇:なぜここは「最恐」と呼ばれるのか
- 波多氏の滅亡: 豊臣秀吉の命により、突如として改易・滅亡へと追い込まれた波多一族。
- 岸岳末孫の呪い: 切腹、あるいは処刑された家臣たちが、死の間際に「波多を裏切った者たち、そしてこの地に関わる者に災いあれ」と呪ったとされる伝説。
- 現代に残るタブー: 今なお、地元の特定の旧家では岸岳に顔を向けて寝ない、あるいは特定の儀式を欠かさないといった「生きた禁忌」が存在する。
4. 実地調査レポート:深夜の登城記録

● 観測ポイント:本丸跡の「重圧」
2025年某月深夜2時、本丸跡に到達。
周囲の気温は平地よりかなり低く、風もないのに木々が不自然に大きく揺れる音を観測。
現地では、現代語ではない「低い唸り声」のような音が聞こえたがボイスレコーダーには収録されていなかった。
● 特筆すべき現象:霧の中に現れる「影の列」
調査中、霧が発生した。
ライトの先、視界10メートルほどの場所に、数人の男たちが整列して歩くような「影」が見える。しかし、近づくとそこには崩れた石垣があるのみであった。
【石川代表の分析】
ここは『幽霊が出る』というレベルではないと思います。
土地そのものが当時の記憶をループし続けている、いわば時空の傷跡だ。
遊び半分で足を踏み入れれば、その『記憶の渦』に引きずり込まれる危険があるので注意したほうがいい。さらに足場も悪いからサンダルで行くのはやめた方がいい。
5. アクセスと参拝の心得
- 所在地: 佐賀県唐津市北波多稗田
- 注意事項:
1. 敬意を払うこと: ここはかつての武士たちの墓所でもある。騒ぐ、荒らすといった行為は「岸岳末孫」の怒りを買うので禁止。
2. 日没後の単独行は厳禁: 山道が険しく、物理的な滑落事故も多発している。
3. 持ち帰らない: 石一つ、枝一本であっても、この地のものを持ち帰ることは推奨されない。
6. 体験談
地元の方にインタビューをしました。
- 「祖父から、岸岳には絶対に近づくなと言われて育ちました。地元の人でも夜はあまり行かない場所です…」(唐津市・30代女性)
- 「数年前、友人数人で夜に登ったことがあります。ふざけ合って石を投げたりして遊んでました。何も幽霊が出てこないので、つまらなくなって帰りました。しかし帰りの車の中で、ずっと鎧?が擦れるような音が聞こえていました。後日友人が交通事故で入院したのでもしかして呪われたのかと怖くなりました」(佐賀市・20代男性)
